Newsaramaより
ロバート・カークマンが「トランスフォーマー」のライターを引き継ぐ:エネルゴン・ユニバースの未来について語る
スカイバウンド・エンターテインメントのエネルゴン・ユニバース(「トランスフォーマー」と「G.I.ジョー」のクロスオーバー作品群)の中核をなす「トランスフォーマー」シリーズで、ダニエル・ウォーレン・ジョンソンとホルヘ・コロナが24号で降板。その後、ロバート・カークマン(「ウォーキング・デッド」「インヴィンシブル」の作者)がライターに、ダン・モーラがアーティストに就任する(25号から)。
カークマンは、既存の読者にとってスムーズな移行を図りつつ、エネルゴン・ユニバースを徐々に拡大していくと述べている。本インタビューでは、「トランスフォーマー」と自身の代表作との比較、ダン・モーラとのコラボレーション、エネルゴン・ユニバースの未来などについて語られている。
カークマンは、「トランスフォーマー」への長年の愛着から、この仕事を引き受けたと語る。当初はスピンオフ作品「Void Rivals」で満足するつもりだったが、トランスフォーマーのキャラクターが登場するたびに意欲が増し、特にダン・モーラがアーティストに決まったことで決意を固めたという。
ジョンソンの連載を引き継ぐにあたって、カークマンは、当初はスタイルを変えず、シームレスな移行を目指すとした。しかし、自身の個性は自然と反映されるとも述べ、サイバトロンの伝承をより深く掘り下げたり、新キャラクターを登場させたり、既存のキャラクターを発展させたりするなど、変化もあると示唆している。
「トランスフォーマー」のような既存作品と、「ウォーキング・デッド」のようなオリジナル作品との違いについて、カークマンは、オリジナル作品ではゼロから世界観とキャラクターを構築する必要があり、非常に困難だがやりがいのある作業だと述べている。一方、「トランスフォーマー」では、オプティマスプライムやメガトロンといったキャラクターの個性を維持する必要がある点が難しいが、同時に魅力でもあると語った。
エネルゴン・ユニバースの繋がりについては、有機的に、かつ、どの作品から読んでも理解できるように構築されていると説明。例えば、「スタースクリームがG.I.ジョーのデュークと遭遇する」といったシームレスなクロスオーバーは、どちらの作品を知っていても知らなくても楽しめるよう設計されているという。
ダン・モーラとのコラボレーションについて、カークマンは彼の才能を絶賛し、スケジュールの調整に苦労はあったものの、実現できて嬉しいと語っている。また、25号では、前ライターのホルヘ・コロナによるオープニングシーケンスが掲載されている。
エネルゴン・ユニバースの中核に「トランスフォーマー」を選んだ理由について、カークマンは、地球への到着がユニバースの始まりとして最適であり、宇宙空間や様々な惑星といった設定が世界観の拡大に役立つと説明。さらに、コブラ・コマンドも重要な要素になると述べている。
「Void Rivals」でのサプライズ的なエネルゴン・ユニバース発表について、カークマンは成功だと評価。今後も読者を驚かせるような展開を続けたいと考えている。
エネルゴン・ユニバースの今後の展開について、カークマンは、急激な拡大はせず、じっくりと、かつ有機的に進めていくと明言。現状の3タイトルを維持しつつ、将来的には4タイトルに増える可能性はあるものの、無計画な拡大はしないとしている。目的は、クールなストーリーを語ることであり、収益目標ではないと強調した。
最後に、25号でエネルゴン・ユニバースがどのように拡大していくのか、読者の期待感を煽り、10月8日発売の25号への期待を込めてインタビューは締めくくられている。
The post 『ウォーキング・デッド』の生みの親であるロバート・カークマンがトランスフォーマーを引き継ぎ、「着実に」エネルゴン宇宙を拡大していく計画だが、「毎月567冊のタイトルを買う」心配は不要だ。「誰かの予算を圧迫するつもりはない」 first appeared on Amecomi Info(アメコミ・インフォ).
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