MCUシリーズ初期を代表する映画『マイティ・ソー』には、当時まだブレイク前だったチャニング・テイタムが主役候補に挙がっていたことが明らかになっている。
テイタムはVariety誌のインタビューで、ソー役のオーディションを受けたが結果は不合格だったと振り返り、その際に指摘された自身の演技上の弱点について語った。
当時のテイタムは過度な身振り手振りがクセになっており、それが演技の粗として映ってしまったという。この経験をきっかけに、以降は「静」と「動」をコントロールすることを強く意識するようになったと明かしている。
さらに本人は「ソーを演じたいと思っていたわけではなかった」とも本音を吐露し、むしろ名優でもあるケネス・ブラナー監督の前で演じる機会を得たかったのだと語っている。
その後のキャリアでは、20世紀FOXのもとで単独映画『ガンビット』主演の計画が進んでいたものの頓挫。ヒーロー映画には一時的にトラウマを抱えたと明かしている。しかし2024年公開のMCU映画『デッドプール&ウルヴァリン』で念願のガンビット役を実際に演じ、現在は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』にも出演する予定だ。
遠回りに見える道のりも、結果的には演技を磨く大きな糧となった。テイタムにとって『マイティ・ソー』オーディションでの“落選”は、俳優人生を前進させる重要な一歩だったといえるだろう。
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