Newsaramaより
作家ロバート・カークマンは、『ウォーキング・デッド』というホラー傑作、『インビンシブル』というスーパーヒーロー叙事詩、そして最近ではトランスフォーマー/G.I.ジョーのクロスオーバーコミックシリーズの大ヒットによって、現代コミック界で最も成功したクリエイターの一人となりました。
カークマンの次の作品は、彼のこれまでの作品ではあまり触れてこなかったジャンルに挑戦します。アーティストのデビッド・フィンチとタッグを組み、『Skinbreaker』という、古代の伝統と近代的な理想が衝突する異星を舞台にしたファンタジー物語を創作します。
Newsaramaは、『Skinbreaker』#1の9月24日発売に先立ち、カークマンとフィンチにインタビューを行いました。この新しいコミックが、カークマンのフィンチのアートへの愛からどのように生まれたのか、異星ファンタジーのテーマ、そしてアートと脚本がどのように流動的に連携しているのかについて議論しました。
インタビューでは、カークマンは自身の作品に多様性を持たせることを重視し、フィンチの才能を最大限に活かす作品作りを目指していることを語っています。一方、フィンチは、大判サイズでの作業や、自身でのインク作業など、制作プロセスにおける工夫によって、これまでとは異なるスタイルの作品を生み出したと説明。カークマンがフィンチの過去の作品、特に「スワンプシング」の絵から着想を得て企画がスタートしたことも明かされています。
両者は世界構築については、カークマンは物語を進めながら行うことを好み、フィンチは脚本の簡潔さや、カークマンとの綿密なコミュニケーションによって、自身の創造性を発揮できたと語っています。脚本はページの長さに縛られず、魅力的な場面を作るために自然と膨らんでいったとのこと。フィンチは、著名な作家であるカークマンと仕事をする上で、自身の役割に集中し、創造性を最大限に発揮できたと述べています。また、カラーを担当したアンナリーザ・レオネの色彩センスについても高く評価しています。
最後に、カークマンとフィンチは、『Skinbreaker』のテーマについて、「変化への恐れと変化の必要性」、「新しいものへの恐怖を克服すること」などを挙げ、読者それぞれが自由に解釈できる余地を残す作品であると強調しています。また、高品質な「トレジャーエディション」の発売も告知されています。
全体として、本作は、二人の巨匠による、これまでとは一線を画すファンタジー作品であり、その制作過程におけるこだわりや両者の協調性、そして完成度の高さに注目が集まることが予想されます。
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