※この記事には『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のネタバレが含まれています。ご注意ください。
MCUに合流したファンタスティック・フォーは、レトロな空気感の中でフランクリンの誕生による家族の物語と巨大な脅威ギャラクタスを同時に描く挑戦をしている。
超巨大な存在であるギャラクタスとファンタスティック・フォーがどのように対峙するのか公開前は注目されており、結果的にはコミックに登場する有名な超兵器ではなく、転送装置で宇宙の彼方へ送り出すという形でつけた。
コミックファンの間ではギャラクタスさえも倒すことができるほどの現実改変が可能な「アルティメット・ナリファイア」がなぜ描かれなかったのかと疑問に思うファンも存在した。
脚本のエリック・ピアソン氏は、Comicbook.comのインタビューでアルティメット・ナリファイアについての経緯を明かしている。「会話に出たことはあるが、脚本として書かれたことはない」ということを明かしている。どうやら製作段階で本格導入は検討外に近かったということだ。
本作のクライマックスでは、フランクリンをおとりにして地球に襲来したギャラクタスを、リード・リチャーズが発明した巨大な転送装置に惜しむことで宇宙の遥か彼方へと押し込むという方法で勝利をしている。
現実すら変えてしまうほどの超兵器を出すよりは、こちらの方が映画としては息を飲む展開だったとも言えるだろう。ちなみに赤ん坊のフランクリン自身には現実改変能力が秘められている。
もう一つ、ファンの間で気になられていたものとしてヒューマン・トーチの決め台詞「フレイム・オン」をジョニー・ストームが一度も口にしなかったところだろう。
ピアソン氏はこの点について、劇中に登場した小さなオモチャがその役割を代行しており「済ませたつもり」と説明している。
また「いつ言うべきか」というタイミングの妙も重視しており、今回はザ・シングの「It’s clobberin’ time!」を強い見せ場として優先したようだ。
ちなみに2024年公開の『デッドプール&ウルヴァリン』ではかつてヒューマン・トーチを演じたクリス・エヴァンスがサプライズ出演し、「フレイム・オン」のセリフを発している。
ウワサにある続編については、マット・シャックマン監督の続投が取り沙汰される一方で、ピアソン氏自身はシリーズの今後や自らの参加について「分からない」と率直に語っている。
現時点ではウワサ段階に留まっており、公式な情報は伝えられていない。
ギャラクタスとの壮大なバトルが描かれる『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は2025年7月25日より劇場公開中だ。
投稿 『ファンタスティック4』ギャラクタスを倒す”あのアイテム”が登場しない理由とは? ー ヒューマン・トーチのあのセリフも は ギネマナッツ ー Ginema-nuts に最初に表示されました。
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